自己紹介

「とうふ」と申します。日本女性です。日本語教師を約30年やっています。今は神奈川県にある私立大学で、留学生に教えています。好きな食べ物はとうふです。

2014年2月27日木曜日

「ぱみゅぱみゅ」?

ここまで擬態語についてお話してきましたが、皆さんは最近人気の「きゃりーぱみゅぱみゅ」というアイドルを知っていますか。初めて見たとき、彼女のパフォーマンスやファッション以上に、まずその名前にびっくりしました。
「ぱみゅぱみゅ」って、ちょっと擬態語みたいですが、実はそんな言葉はありません。でも、擬態語に似ているためいろいろな雰囲気が伝わる点が、この名前のおもしろさのひとつではないでしょうか。
じゃあ、それがどんな雰囲気かというと…、そうですね、日本語を母語とする人なら「かわいい」「やわらかい」「不思議な」「楽しい」といった雰囲気を感じると思います。
この名前のもうひとつのおもしろさは、日本語として発音がとてもとても難しいことです。テレビのアナウンサーも、彼女の名前を言うときは必死のようです。ところが、英語のアナウンスで”Kyarypamyupamyu ! ” と発音されるのを聞いたらそんなに難しそうではなかったので、不思議に思いました。皆さんもこの名前を発音してみましょう。上手にできましたか?
「きゃりーぱみゅぱみゅ」について知りたい人は、彼女のオフィシャルサイト

をクリックしてみてくださいね。

2014年2月24日月曜日

擬態語(オノマトペ)の難しさ

前回まで話題にしてきた「サラサラ」「ツルツル」など、状態の「感じ」を音で表す言葉を擬態語、またはオノマトペといいますが、日本語にはそんな言葉が本当に多いですね。
外国語として日本語を学ぶ人にとっては、イメージがなかなかわかりにくいうえに、よく似ているものがたくさんあって本当に覚えにくいと思います。

ところが、生まれた時から日本語だけを使っている人は、「感覚を音で表しているのだから世界中の人がわかるはずだ」と誤解してしまうことがあります。実際はどんな音がどんなイメージを表すかは言語によってかなり違うので、想像するのも難しいのですが…。

2014年2月21日金曜日

「ノロノロ」?「ツルツル」?「カチカチ」?

前回のクイズの答えです。
①にはC「カチカチ」が入ります。
「カチカチ」は、もともと柔らかかったものが完全に固まって固くなった様子を表します。
「緊張して体がカチカチになってしまった。」ということもあります。

②にはB「ツルツル」が入ります。
「ツルツル」は、ものの表面がとてもなめらかでよくすべる様子を表します。

「ノロノロ」は、動きがとても遅くてなかなか進まない様子を表します。

「道路が渋滞しているので、車はノロノロと進んでいる。」のように使います。

2014年2月19日水曜日

「サラサラした雪」?「ベタッとした雪」?

前回の続きですが、
「サラサラした」は、海岸の砂のように一粒一粒が細かくて軽く、ものに付きにくい状態を表しています。
反対に、「ベタッとした」は、重くてものに付きやすい状態を表しています。
水分が多くてとても重い「ベタッとした雪」が大量に降ると、建物の屋根が壊れたり、木の枝が折れたりします。

では、ここで問題です。
テレビのニュースでアナウンサーが注意しています。

「昼の暖かさで一度溶けた雪が、早朝、気温が下がると( ① )に凍って、
表面が( ② )になっているところがあります。
道を歩くときは、ころばないように気を付けてください。」

( ① )( ② )に入るのは、

A「ノロノロ」 B「ツルツル」 C「カチカチ」 のどれでしょうか?

答えは次回!

2014年2月17日月曜日

大雪のあと

関東地方に今年2回目の大雪が降ってから今日でもう3日目です。普通はすぐ溶けてしまうのに、まだこんなに雪が残っています。
雪が降らない国から来た留学生は皆、初めて日本で雪を見たら子供のように大喜びしますね。でも、今年のように交通や生活の混乱を何度も経験したら、もう嫌になってしまったのではないでしょうか。
今回の雪の被害が大きかった原因は、それが「サラサラした雪」ではなく、「ベタッとした雪」だったからだそうです。この二つの違いは何だと思いますか?

説明は次回!

2014年2月13日木曜日

「あげる」と「くれる」の違いの続き

「あげる」も「くれる」も「ものをプレゼントする」動作ですが、

話す人から見て自分のほうへものが来る場合だけ相手の動作に「くれる」を使います。
バレンタインデーにはるちゃんからチョコをもらった男子は全部で4人です。
全員が、それを本命チョコだと信じているのですが…。

さあ、明日はバレンタインデー! あなたはチョコをあげる人ですか?もらう人ですか?

2014年2月12日水曜日

「あげる」「くれる」「もらう」クイズの答え

それでは、前回の「あげる」「くれる」「もらう」クイズの答えについて考えてみましょう。
この3つの動詞のうち、
「プレゼントする」という動作を表すのは、「あげる」と「くれる」の二つです。
反対の側の「プレゼントを受ける」という動作を表すのは「もらう」です。

まず、バレンタインデーに学校へ来たら自分の席にチョコが置いてあったのですから、
チョコを「もらった」のは「自分」だとわかっています。そして、「プレゼントした人」について「誰だろう?」と思ったのですから、「あげた」「くれた」のどちらかですよね。
では、どちらが正しいでしょうか?
この場合、話しているたろうくんから見て、チョコは「だれかさん(たぶん女の子)」のところから自分のところへ来たのですから、正しいのはC「くれる」です。
「あげる」を使うのは、自分が他のだれかにプレゼントしてものが自分からはなれていく場合と、他人から他人へプレゼントする場合です。
次回、この3つの動詞の違いを、もう一度詳しく説明しますね。
さて、たろうくんは、チョコがはるちゃんからのプレゼントとわかって大喜びですが…

2014年2月10日月曜日

「あげる」「くれる」「もらう」クイズ

ここまで3回に分けて日本のバレンタインデーの変化を説明しましたが、今回は久しぶりに日本語クイズです。
バレンタインデーの日、男子高校生のたろうくんが学校へ来たら、
自分の席にチョコレートの箱が置いてありました。
それを見て、たろうくんは、「わー! チョコだ!」とさけびました。

その次にたろうくんが言った言葉は次のどれでしょうか?
A だれがもらったんだろう?
B だれがあげたんだろう?
C だれがくれたんだろう? 

「あげる」「くれる」「もらう」は混乱しやすいですが、中級レベルのみなさんには簡単すぎたかもしれませんね。答えは次回!

2014年2月9日日曜日

日本のバレンタインデー 3.「ともチョコ」と「自分チョコ」

「義理チョコ」が広まるころ、「手作りチョコ」も盛んになってきました。女の子たちは、自分でチョコレート菓子をたくさん作って男女を問わず友達に配るようになり、バレンタインデーはだんだんお菓子パーティーの日のようになってきました。友達同士交換するのは「ともチョコ」と言います。
そして、最近の流行は「自分チョコ」だそうです。これは、がんばっている自分のために高いチョコレートを買って、自分で食べるということだそうです。
本当に好きな人にあげるチョコレートは、他のいろいろな意味のものと区別するために、「本命チョコ」と呼ばれるようになりました。
次回は「あげる」「もらう」「くれる」に関するクイズを出しますので、少々お待ちください。

2014年2月8日土曜日

日本のバレンタインデー 2.義理チョコの登場

さて、初めは、「1年に1回の女性から男性への告白の日」だったバレンタインデーですが、その後、「義理チョコ」が登場したことで、様子が変わってきました。「義理チョコ」というのは、女性から見て上司、先生、同僚、サークルの先輩など、普段お世話になっている男性へのあいさつとして贈るチョコレートのことです。この習慣も今は少し古い感じがしますが、まだ続いているのかもしれません。では、その次は? 続きはまた今度…。

あ、その前に一つ注意です!
女性の皆さん、義理チョコをあげるときに
「これ、義理チョコですが、どうぞ。」と言ってはいけません。
そのように言うと、「社会的な習慣にしたがうために無理にあげている」ということが強調されてしまうので、
「これ、どうぞ。」だけにしましょう!

2014年2月6日木曜日

日本のバレンタインデー 1.初めは告白の日

もうすぐ214日、バレンタインデーですね。町を歩けば、あちらにも、こちらにもチョコレート売り場ができています。この行事はもともと欧米の習慣ですが、日本へ入って来て意味が変わったようですね。
昔々、とうふが中学生、高校生だったころ、バレンタインデーは
1年に1度だけ女性が好きな男性に告白できる日」
で、女の子から男の子にチョコレートを贈るのが告白のしるしとされていました。・・・(ということは、そのころは普通の日には女性から告白できなかったのでしょうか?!)あげるほうも、もらうほうも、ずいぶん緊張したもので、大喜びしたり、がっかりしたり、たくさんのドラマが生まれました。

では、それから、バレンタインデーはどう変化したのでしょうか。続きはまた今度!

2014年2月5日水曜日

このブログが読める日本語レベルは?

このブログを見た日本人に、「日本語を勉強している外国人はこんな難しい文章がわかるんですか?!」と驚かれることがあります。確かに、「あいうえお」から始めたばかりの人には難しすぎますね!
ここでの文章は、中級レベルの人、日本語能力試験で言えばN2ぐらいの人を対象に書いています。もちろんN2にもう合格した人でなければ読めないということはありません!
「これからN2を受けてみたい」と考えるぐらいの人なら、十分理解できると思います。
N3ぐらいの人でも、「チュウ太の道具箱 Reading Tutor
など、辞書ツールを利用すれば大丈夫だと思います。

日本語能力試験についての詳しい説明はこちらをどうぞ。
http://www.jlpt.jp/

2014年2月2日日曜日

横浜の「みなとみらい」

今日は夕方から横浜の「みなとみらい」と呼ばれる地区を散歩してきました。
海の近くにホテル、ショッピングセンター、遊園地などが立ち並び、とても素敵なところです。

「みなと」は「港」、「みらい」は「未来」と漢字で書くのが普通ですが、ここの地名としては「みなとみらい」というひらがなが使われています。最近は「さいたま市」など、地名をわざとひらがなに決めている所がときどきあります。普通に漢字で書くより、新鮮で親しみやすい印象を与えるから、そうしているのでしょうね。