前回のクイズの答えは、
「あ、こんなところに梅の花( が )咲いているよ!」です。
今、自分の目の前にあるものを発見したり、気が付いたりした場合、
「月がきれいだ。」「ゴミが落ちている。」のように、「が」を使います。
では、「は」を使うのはどんな場合でしょうか。
ひとつは、発見したことを述べた後で、それを話題にして何かを述べる場合です。
「あ、こんなところに梅の花が咲いているよ! この梅の花は、白に近いピンクだね。」のように。
そのほかに、梅の花について一般的なことを述べる場合も、「は」を使います。
「梅の花は、ふつう桜より早く咲く。」のような文です。
「は」と「が」の使い分けについてはたくさんの論文がありますが、それでもまだ完全に説明できないぐらい、複雑なルールがあるようです。生まれた時から日本語だけを話している人は、なぜそんなことが問題なのか不思議に思うでしょうが、後から学ぶ人にとっては大問題ですよね。