自己紹介

「とうふ」と申します。日本女性です。日本語教師を約30年やっています。今は神奈川県にある私立大学で、留学生に教えています。好きな食べ物はとうふです。

2015年1月18日日曜日

「て形」 その1. なぜ間違えやすいの?

みなさんはもう、動詞の「て形」を間違えなくなりましたか。
それともまだ時々「あれ? 間違えたかな?」と思うことがありますか。

初級で初めて「て形」を勉強したとき、
「こんな面倒なことを覚えるなんて、もう嫌だ!」と思ったことはありませんでしたか。

グループⅡの動詞は、
 たべます → たべて
 みます  → みて
のように、「ます」を「て」に変えるだけ。

グループⅢの動詞は不規則動詞ですが、
 きます → きて
 します → して
ですから難しくないですよね。

グループⅠの動詞については、苦労した人も多いはずです。
「~います」「~ります」「~ちます」→ 「~って」
(辞書形は「~う」「~る」「~つ」)

「~みます」「~びます」「~にます」→ 「~んで」
(辞書形は「~む」「~ぶ」「~ぬ」)

「~きます」→  「~いて」
(辞書形は「~く」 *「行く」だけは例外で「行って」)

「~ぎます」→  「~いで」
(辞書形は「~ぐ」)

「~します」→  「~して」
(辞書形は「~す」)

こんなにパターンがあるのですから、大変ですよね。

実は、ずっとずっと昔の古い日本語の規則はもっと簡単で、
「ます形」+「て」だったのです。
待つ → 待ちて
読む → 読みて
書く → 書きて のように…

どうして変えてしまったのかって怒らないでくださいね。
長い間に、楽に早く発音できるように音が自然に変化した結果、
今の「て形」になってしまったのです。
日本語を外国語として学ぶ人には、ちょっと申し訳ない気がします。


これから何回か、よく見る「て形」の間違いについて、その原因と対策を考えていきたいと思います。