間違えやすい動詞はいろいろありますが、
「貸す(かす)」と「借りる(かりる)」を間違えて使ったり、どちらがどちらかわからなくなったりしたことはありませんか。
今日はこの二つの動詞について考えましょう。
テストの日、友達が消しゴムを忘れてしまいました。
あなたは2個持っています。
そのときにあなたはどうしますか?
あなた ともだち
答えは、「貸す」ですね。
ものが動く方向は「あげる」と同じですが、
あとで返してもらう点が違います。
では、次の場合を考えてみましょう。自動販売機で飲み物を買おうと思ったら、財布がありません。
いっしょにいる友達は、財布を持っています。
そのとき、あなたはどうしますか。
あなた ともだち
答えは「借りる」ですね。
お金が動く方向は「もらう」と同じですが、
あとで返す点が違います。
では、このとき、あなたは友達に何といいますか。
ごめん、財布忘れちゃったから、
A 150円かして。
B 150円かりて。
「~て(ください)。」は、相手がすることをお願いするので、
Aのほうが正しいです。
それでは、同じ場面で次のように言うときはどうでしょうか。
ごめん、財布忘れちゃったから、
A 150円かしてもいい?
B 150円かりてもいい?
ここでたくさんの人が間違えます。その理由は
「てもいい(ですか)。」の意味を間違えやすいからです。
これについては、前にこの教室で説明しました。
こちら
を見てください。
では、どちらが正しいか、考えてくださいね。
答えは次回発表します!