自己紹介

「とうふ」と申します。日本女性です。日本語教師を約30年やっています。今は神奈川県にある私立大学で、留学生に教えています。好きな食べ物はとうふです。

2015年12月19日土曜日

「おめでとう」はちょっと待って!

今年の冬は暖かいですが、今日は12月らしい冷たい冬の風が吹いて、寒くなってきました。2015年も、もうすぐ終わりですね。

今日、携帯を見たら、学生からこんなメールが来ていました。
「明けましておめでとうございます。」
ちょっと待って! 今はまだ12月ですから、このあいさつはまだですよ!
気持ちはうれしいですが、これは、よくあるまちがいです。
普通の日本人ならびっくりしてしまいます。なぜでしょうか。

「明けまして」は、「年が明ける」ということばから来ています。
これは、「古い年が終わって、新しい年になる」という意味です。
そして、「明けまして」の「て形」の意味が重要です。

例えば、「友達に会え、うれしかったです。」
と言えば、「友達に会えました。だから、うれしかったです。」ということです。
同じように、「明けましておめでとうございます。」は、
「もう、新しい年になりましたね。あなたもわたしも新しい年を迎えることができましただから、おめでとうございます。」ということです。

ですから、12月の今、この言葉はまだ使えません。新しい年の11000秒を過ぎてから、使ってください。

では、12月の間は何と言えばいいのでしょうか。
「この人とは、今年はもう会わない。次に会うときは来年だ。」という場合のあいさつの言葉があります。
よいお年を!」です。
「どうぞ、よいお年をお迎えください。」という意味です。


反対にこちらは、1231日の夜12時の前までしか使えませんから、気を付けてください。つまり、新しい年に変わったとたんに、あいさつの言葉が「よいお年を」から「明けましておめでとうございます。」に変わるということです。