前回は動詞「はなす」の使い方のまちがいの例を紹介しました。
どこがまちがっているのか、どう直したらいいか、考えてみましょう。
まちがい例1.友達に旅行のはなしをはなした。
× はなした → した
「歌を歌う」「踊りを踊る」といいますが、
「話」は、「話をする」です。
「~をはなす」もありますが「日本語を話す」「英語を話す」のように、言葉について言うときに使います。
まちがい例2.大きい声ではなしないでください。
× はなしないで → はなさないで
まちがい例3.はなすることをメモしてもいいですか。
× はなすること → はなすこと
この二つのまちがいの原因は同じです。
「はなす」を「○○する」というⅢグループの動詞とまちがえているのです。
「はなす」はⅠグループですから、
「はなさない」「はなします」「はなす」「はなせば」「はなそう」
のように形が変わります。
「す」で終わるⅠグループの動詞は、同じまちがいをしやすいです。
「訳(やく)す」について、こんなまちがいを見たことがあります。
× 簡単な日本語ですから、英語に訳しなくてもいいです。
→ 訳さなくてもいいです。
「~す」と「~する」は動詞のグループが違いますから、気を付けましょう。
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